KATO NEWS 新機種情報
特定特殊自動車少数特例2014年基準同等適合車 新型油圧ショベルREGZAMシリーズ50tクラス HD2050-7 新発売
㈱加藤製作所(取締役社長 加藤公康)では、油圧ショベルREGZAMの新シリーズとして、HD2050-7を令和3年7月より全国一斉に販売を開始いたします。
HD2050-7は排出ガス後処理ユニット(DOC+DPF+SCR)によりPM、NOxを大幅に削減。特定特殊自動車少数特例2014年基準同等適合の新エンジンを搭載。NETIS VE評価の燃費低減システムを採用し、低燃費で力強い作業性と抜群の操作性で作業効率の大幅アップを図っています。
目標販売台数は、年間20台です。
1.低燃費と環境負荷の軽減
特定特殊自動車少数特例2014年基準同等適合の新世代のクリーンエンジンを搭載
- 定格出力
- 320kW/1600min-1
- 最大トルク
- 2200N・m/1300min-1
排出ガス後処理ユニット(DOC+DPF+SCR)を搭載
- 独自の3ステップ再生制御により、DPF内のフィルターに堆積した粒子状物質(PM)を効率的に燃焼・再生させることで作業を止めない確実な再生制御を実現しました。
NETIS VE評価を受けたKATO独自の低燃費技術を搭載
- 国土交通省の公共工事などにおける新技術活用システム(NETIS)に登録されているKATO独自の「待機時燃費の低減システム」は実作業での活用評価済みの「VE評価」を得ており、作業時だけではなくアイドリング時の燃費も低減させる効果が確認されています。
国土交通省低騒音型建設機械
- 標準仕様で国土交通省低騒音型建設機械指定制度における低騒音型の指定を受けています。
2.作業性能向上
操作フィーリングの向上
- 新型コントロールバルブ、新型メインポンプの採用により、操作フィーリングに磨きをかけました。また、フロントの油圧配管の大型化により、圧力損失を低減させ、フロントの作業速度アップを図りました。従来機種比で90°捨て掘り時のサイクルタイムが24%向上しました。(HD2045Ⅲ比)
ブーム上げ優先スイッチ追加
- 旋回+ブーム上げ時のブームの上げ速度をアップするスイッチを新たに追加しました。深掘時のストレスの軽減を図りました。
フロント各部の強化
- ブーム・アームは強化型を標準採用しました。また、ブームのさらなる耐久性を図り、ブーム側面各部の補強を標準化し、従来機比で耐久性の向上を実現しました。
新型バケット
- 板構造を見直しバケット底板の摩耗に対する耐久性アップを図りました。バケットの補強板構成も一新し、摩耗の進んだ箇所のみ貼り替え可能な横貼り式の補強帯板を採用しています。
足回り強化
- 角材補強を追加した走行モータカバーと両持ちの大型キャリヤローラを採用し、足回りの耐久性を向上させました。
3.整備性
高い耐久性の新型ブッシュ
- フロントには、特殊表面処理が施されたディンプル構造の新型ブッシュを採用し、高面圧でもグリースの保持性がよく、鳴き、かじりに高い効果を発揮します。
エアコンコンデンサの開閉式化
- エアコンコンデンサを開閉式にすることで、冷却器の清掃性の改善を図りました。
楽に行なえる各種のメンテナンス
- アームグリス配管を集中給脂化、燃料タンクのドレーンをリモート化し、安全な場所から楽な姿勢で給脂、水抜き作業を行うことができます。
バッテリディスコネクトスイッチを標準装備
- バッテリー回路には、回路遮断用の鍵付きのバッテリディスコネクトスイッチを標準装備し、電気系統の整備時には簡単に回路を遮断でき、安全性が向上しました。
4.快適・安全性能
ROPSキャブ
- KATO独自の厚肉異型パイプと厚板箱構造により強固でありながらスマートなキャブを実現。また、ISOのROPS規格に適合し、転倒時の安全を確保しました。落下物の安全についてはISOトップガードレベルⅠおよび労働安全衛生規則ヘッドガード構造基準にキャブガード無しで適合しています。
新型シート
- ロングバックレストと新構造の標準シートサスペンションにより、長時間作業でも疲労を軽減できます。また、リクライニング角度の拡大により作業中、休憩中の快適な角度に調整可能です。
リヤビューカメラを標準装備
- リヤビューカメラを標準装備し、車両後退時や旋回時の安全性が向上しました。さらに、オプションのサイドビューカメラを装着することで右側面の安全性も高まります。
新型操作レバー
- 操作力を20%軽減。グリップ形状を見直し握りやすく、長時間の作業でも楽に操作が可能です。また、スイッチを従来の並列配列から前後配置に変更することで、自然なスイッチ操作が可能となりました。
ポリカ一体型ドア窓
- 飛び石による割れの心配がなく安全なオペレーター空間を確保します。
昇降用ステップ大型二段ステップ化
- 大型のステップを二段にし、取付位置を最適化することで昇降性を改善しました。
5.システム
APC
- 搭載するコントローラAPC7は、タッチパネル式の7インチIPS方式のカラー液晶を採用しました。視野角が広く、明るく見やすいモニターに一新しました。モニター画面上には、エンジン冷却水温、油圧作動油温度、燃料残量、尿素残量の各メーターをはじめ、P・A・Eの3種のパワーモードの切替えや、アタッチメントモード切替え、エアコンの各操作を行なうタッチスイッチを配置しており視認性・操作性が向上しました。また、リヤビューカメラ、およびサイドビューカメラ(オプション)の画像はモニター画面内に常時表示させることが可能です。
車両情報システム
- CAN通信によりAPC7と連携し、車両の位置情報はもちろん、APC7のメンテナンス情報、エラー警告などをあらかじめ登録したパソコンやスマートフォンにメールで受取ることが可能です。全ての情報はKATOサービス員と共有され、迅速なサポートを受けることができます。
利便性・セキュリティー性の高いエントリーシステム
- ICタグ方式のエントリーシステムの採用によりエンジン始動キーとドアキーを統合しワンキー化を図り煩わしさを軽減しました。始動用ICタグは追加登録することで増やすことが可能です。また、一つのタグを複数の車両に登録することもでき、複数車両が稼動する現場での利便性も高めています。始動用ICタグの万一の紛失・盗難時などでも、お客様自身で登録の抹消、新規ICタグの再登録が可能で、高いセキュリティー性を有しています。
HD2050-7 価格…¥53,000,000-(税抜き)
※価格は標準仕様、工場裸渡し価格です。
発売開始…令和3年7月