KATO NEWS 新機種情報
特定特殊自動車排出ガス2014年基準適合 新型パワーショベルREGZAMシリーズ12tクラス HD512-7 新発売
㈱加藤製作所(取締役社長 加藤公康)では、油圧ショベルREGZAMの新シリーズとして、HD512-7を平成29年11月より全国一斉に販売を開始いたします。
HD512-7は尿素SCRシステムを搭載し、窒素酸化物(NOx)を大幅に低減。
特定特殊自動車排出ガス2014年基準に適合した新エンジンを搭載。NETIS VE評価の燃費低減システムを採用し、低燃費で力強い作業性と抜群の操作性で作業効率の大幅アップを図っています。
目標販売台数は、年間250台です。
1.低燃費と環境負荷の軽減
特定特殊自動車排出ガス2014年基準適合の新世代のクリーンエンジンを搭載
- 定格出力
- 76.4kW/2,000min-1
- 最大トルク
- 367N・m/1,800min-1
2020年燃費基準の100%達成(☆☆☆)
- 国土交通省「燃費基準達成建設機械認定制度」における2020年燃費基準の100%達成(☆☆☆)の認定を受けています。
当社従来機比で3%の燃費向上を達成しています。(Aモード時)
排出ガス中の窒素酸化物(NOx)を88%低減させた排出ガス後処理システム(SCR)を搭載
- 55ℓ(全容量)の大容量の尿素水タンクを搭載し、標準的な作業においては燃料給油4回あたり尿素水補給1回の割合で稼動が可能です。
NETIS VE評価を受けたKATO独自の低燃費技術を搭載
- 国土交通省の公共工事などにおける新技術活用システム(NETIS)に登録されているKATO独自の「待機時燃費の低減システム」は実作業での活用評価済みの「VE評価」を得ており、作業時だけではなくアイドリング時の燃費も低減させる効果が確認されています。
国土交通省超低騒音型建設機械
- 標準仕様で国土交通省低騒音型建設機械指定制度における超低騒音型の指定を受けています。
2.作業性能向上
操作フィーリングの向上
- コントロールバルブのスプール開口特性にチューニングを行ない、水平引きなどの操作フィーリングの一層の向上を図りました。
フロントの作業速度アップ
- フロントの油圧配管経路のサイズアップにより、圧力損失を低減させフロントの作業速度アップを図りました。
3.耐久性
新型走行体
- 新型の走行体は、X脚フレーム、フロントアイドラ部の剛性アップとともに、泥掃けのよい片流れ形状のサイドフレーム構造に一新しました。
新型フロントアイドラ
- アジャストシリンダ一体型のショックアブソーバ構造に変更し、構造を簡素化するとともに耐久性の向上も図りました。
新型バケット
- 板構造を見直しバケット底板の摩耗に対する耐久性アップを図りました。また、サイドカッタの取付けボルトを四隅配置に変更し、取付け強度のアップを図りました。補強型バケット(オプション)の補強板構成も一新し、摩耗の進んだ箇所のみ貼り替え可能な横貼り式の補強帯板を採用しています。
4.整備性
高い耐久性の新型ブッシュ
- ブームフート、アームフート、アーム先端部の高負荷の加わる箇所には、特殊表面処理が施されたディンプル構造の新型ブッシュを採用し、高面圧でもグリースの保持性がよく、鳴き、かじりに高い効果を発揮します。
メンテナンスしやすいフィルター配置
- エンジンオイルフィルター、燃料フィルター、作動油パイロットフィルターは、サイドカバーの近くに配置することで、地上からエレメント交換を行なうことが可能です。
楽に行なえる各種のメンテナンス
- 旋回モーター減速機オイルの給油口、グリースアップポートをリモート化し、安全な場所から楽な姿勢で給油脂作業が行うことができます。
清掃しやすい新型ラジエータ
- 上部に清掃用点検口を新設し、容易に清掃可能としました。前面の防塵ネットは分割方式として取外しを容易にしました。
バッテリディスコネクトスイッチを標準装備
- バッテリー回路には、回路遮断用の鍵付きのバッテリディスコネクトスイッチを標準装備し、電気系統の整備時には簡単に回路を遮断できるとともに、安全性も向上しました。
5.快適・安全性能
新開発ROPSキャブ
- デザインを一新した新開発のROPS(横転時保護構造)キャブを搭載し、強度を向上させるとともに広い視界も確保しました。
ポリカーボネート一体窓
- キャブのドアーガラス部をポリカーボネート一体窓にすることにより、飛び石などによる割れの心配も軽減され安全性が向上しました。
エンジンニュートラルスタート機構を採用
- セーフティーロックレバーがロック位置でのみエンジン始動が可能となるエンジンニュートラルスタート機構を採用し安全性の向上を図りました。
ISO規格に準拠した大型ハンドル
- 車体右前部にはISO規格に準拠した大型のハンドルを装備し、エンジンカバー上部へアクセスする際の転落防止を図りました。
リヤビューカメラを標準装備
- リヤビューカメラを標準装備し、車両後退時や旋回時の安全性が向上しました。さらに、オプションのサイドビューカメラを装着することで右側面の安全性も高まります。
埃の侵入を抑えるプレッシャライズキャブ
- 風量が26%アップした新型オートエアコンと、密閉性を向上させたキャブの組み合わせにより、キャブ内を与圧し埃の侵入を抑えたプレッシャライズ化を実現しました。
新型操作レバー
- 操作力を25%軽減。グリップ形状を見直し握りやすく、長時間の作業でも楽に操作が可能です。また、スイッチを従来の並列配列から前後配置に変更することで、自然なスイッチ操作が可能となりました。
6.新型APC
新開発APC7
- 新開発のコントローラAPC7は、タッチパネル式の7インチIPS方式のカラー液晶を採用しました。視野角が広く、明るく見やすいモニターに一新しました。モニター画面上には、エンジン冷却水温、油圧作動油温度、燃料残量、尿素残量の各メーターをはじめ、P・A・Eの3種のパワーモードの切替えや、アタッチメントモード切替え、エアコンの各操作を行なうタッチスイッチを配置しており視認性・操作性が向上しました。また、リヤビューカメラ、およびサイドビューカメラ(オプション)の画像はモニター画面内に常時表示させることが可能です。
7.システム
車両情報システムを大幅強化
- CAN通信によりAPC7と連携し、車両の位置情報はもちろん、APC7のメンテナンス情報、エラー警告などをあらかじめ登録したパソコンやスマートフォンにメールで受取ることが可能です。全ての情報はKATOサービス員と共有され、迅速なサポートを受けることができます。
利便性・セキュリティー性を高めた新エントリーシステム
- ICタグ方式のエントリーシステムの採用によりエンジン始動キーとドアキーを統合しワンキー化を図り煩わしさを軽減しました。始動用ICタグは追加登録することで増やすことが可能です。また、一つのタグを複数の車両に登録することもでき、複数車両が稼動する現場での利便性も高めています。始動用ICタグの万一の紛失・盗難時などでも、お客様自身で登録の抹消、新規ICタグの再登録が可能で、高いセキュリティー性を有しています。
HD512-7 価格…¥14,100,000-(税抜き)
※価格は標準仕様、工場裸渡し価格です。
発売開始…平成29年11月
※ REGZAMは㈱加藤製作所の登録商標です。