KATO NEWS 新機種情報
空中振出式ジブ採用新型35t吊りラフテレーンクレーンMR-350RfⅡ 新発売
㈱加藤製作所(代表取締役社長 加藤公康)では、新型35t吊りラフターMR-350RfⅡを令和3年12月より全国一斉に販売を開始いたしました。
MR-350RfⅡは、6段スーパーブームと空中振出式ジブ (EJIB TYPE S) 3段SL仕様を採用、次期排出ガス規制を視野に入れた環境性能エンジン(EU Stage V対応)を搭載し、低騒音型建設機械の指定を取得しています。また、クリアランスソナーシステムや坂道発進補助装置を標準装備しており、作業時のみでなく、走行時の安全性にも配慮しています。
MR-350RfⅡは業界No.1の安全性と環境に優しいラフテレーンクレーンを目指しています。
目標販売台数は、年間100台です。
6段高剛性スーパーブーム
- ブームの仕様概要
- 最大吊上げ能力
- 35t× 2.6m
- ブーム長さ
- 7.5m~32.5m
- 最大地上揚程
- 33.9m
- ブーム起伏角度
- -10°~84°
- フルブーム時最大吊上げ能力
- 7t× 8.0m
ブーム伸縮に特殊モードを設定
- 伸縮モードA(2,3段ブーム伸長→4,5,6段ブーム伸長)に加え、伸縮モードB(4,5,6段ブーム伸長→2,3段ブーム伸長)を設定。作業状況にフレキシブルに対応可能
補巻のラインプル性能4.5t
35tラフテレーンクレーン初の空中振出式ジブ(EJIB TYPE S)3段SL仕様採用
- 3段SLジブ(EJIB TYPE S)の採用により、懐の深い作業を実現
- ジブ装着格納作業の省スペース化
- 従来ジブに比べ、ジブ装着格納に必要な作業スペースを大幅に削減
- ブーム最縮小時の前方スペースでジブの装着格納が可能(ジブ振出時のブームの長さ制限なし)
- ジブ装着格納作業の容易化
- ジブ装着格納時の運転席からの乗降回数は各々2回のみ
- 運転者の負担を軽減し、ジブ振出の所要時間も短縮
- ジブの仕様概要
- 最大吊上げ能力
- 3.2t× 76°
- ジブ長さ
- 6.5m~14m
- 最大地上揚程
- 47.9m
- ジブオフセット角度
- 5°(6.5mジブは7°)~60°
次期排出ガス規制を視野に入れた環境性能エンジン搭載(EU Stage V対応)
- 低騒音型建設機械の指定を取得
- 最大出力
- 209kW/2000min-1
- 最大トルク
- 1152N・m/1500min-1
クレーン作業記録装置K・COR
- クレーン作業状態をSDカードに連続記録
- 記録解析により不具合時等の対応迅速化
エントリーキーシステム
- ICタグによる認証によりエンジン始動を管理・盗難防止に有効
オートエアコン
- 任意の設定温度に合わせ風量と吹出し口をオートで選択(温度は0.5℃刻みで設定可能)
- 内気循環と外気導入の切替が可能
キャブ内居住性の向上
任意位置固定式のサンシェードを採用
- 完全遮光タイプ生地採用。作業時の視界・採光の調整が容易
坂道発進補助装置を新規設定
- ブレーキからアクセルに踏み替える際に、ブレーキペダルから足を離してもブレーキ制動を保持し、坂道の発進をサポート。補助装置の有効無効、解除のタイミングの切替えも可能。
※傾斜角度によっては補助装置が作動しない場合もあります。※補助装置は上り坂、下り坂どちらでも作動します。
※坂による車両の後退(前進)を完全に防ぐものではありません。
クリアランスソナーシステム
※クリアランスソナーシステム、KATOセーフティビューシステムはどちらか片方の選択となります。
- 超音波センサーによる障害物検知機能により走行中の安全性向上
KATOセーフティビューシステム(オプション)
※クリアランスソナーシステム、KATOセーフティビューシステムはどちらか片方の選択となります。
- 12.1インチ縦型大画面モニター
- 従来比3倍以上のモニターサイズはクラス最大(当社調べ)
- ユーザーが任意に設定した複数の画像を表示可能
- タッチパネルのアイコンも大きく表示され、視認性・操作性が良好
- KATO独自のサラウンドビューシステム
- キャリヤの前後左右に装着した4つのカメラの画像を合成し車両上面から俯瞰した画像を表示
- 走行時のみではなく、クレーン作業時にも表示可能
- 人検知アシストカメラ
- カメラによる人検知時、視覚的・聴覚的な警告によって注意を喚起
- カメラは3つ装着されており、検知するいずれか1ヶ所のカメラを任意で選択可能
- PDFデータ表示用USBポート
- 12.1インチモニターにPDFデータを表示可能なPDFデータ読み込み用USBポートを設定
タイヤ空気圧モニタリングシステム(オプション)
- タイヤの空気圧と温度の異常をセンサーで感知し、視覚的な警告によって注意を喚起
- 適正な空気圧を保つことで、燃費が向上し、タイヤの長寿命化にも寄与
アウトリガ操作用ラジコン(オプション)
- オールテレーンクレーンで採用したアウトリガ操作用ラジコンを設定
- アウトリガが直接見える位置で、安全を確認しながらの操作が可能
多彩なオプション設定
- KATOセーフティビューシステム、左折及びバック音声警報装置、燃焼式エアヒータ、大型ランチテーブル、風速計、ドアバイザ、ヒータ&電動調整式電動格納サイドミラー、タイヤ空気圧モニタリングシステム、消火器、ハンズフリーマイク、アッシュトレイ、アウトリガ操作用ラジコン(エンジン非常スイッチ付)、無線式後方確認カメラ(クリアランスソナーシステム選択時のみ装着可)、カメラクリーナ(KATOセーフティビューシステム選択時のみ装着可)、スタンション(※スタンションの使用は常時巻取式ベルト型ハーネス装着時に限ります。)
MR-350RfⅡはラフターの愛称でクレーン型式はKRM-35H-Fです。
本機は、新規開発車両証明制度による適合証明書「基本通行条件重量:D」の交付を受けておりますが、実際の通行条件は、運行経路ごとの道路管理者の算定結果によって付与されます。
MR-350RfⅡ 価格…¥58,000,000-(税別価格)
※価格は標準仕様、工場裸渡し価格です。
発売開始…令和3年12月