KATO NEWS 新機種情報

株式会社　加藤製作所(取締役社長　加藤公康)では、クローラキャリアの新シリーズとして、IC37‐5を令和５年４月より全国一斉に販売を開始いたしました。

積載荷重3.7ｔの本機は電子制御方式走行操作システムを採用し、状況に応じた効率的な走行動作が可能です。また、強度を向上した４柱式ROPSキャノピを標準搭載。車体サイズ３ｔクラスで上位クラスと同等の積載量を実現。欧州StageＶ、北米Tier４排出ガス規制対応及び特定特殊自動車排出ガス2014 年基準に適合したエンジンを搭載。燃費・整備性のさらなる向上を実現し、経済性と作業性の大幅改善を実現しました。

目標販売台数は、年間100台です。

1.低燃費

• オーバーラップ方式と比べ、スチールコードのつなぎ部の曲がり抵抗が少ないフラットジョイント式のゴムクローラーを採用。走行時の燃費効率が向上しました。

• ジョイスティックレバーの操作量に応じて回転数とポンプ流量を同時に制御し、最適な走行運転・荷台操作が可能です。レバー操作が中立の時はアイドリング状態となり燃料消費を抑え環境に配慮しています。

2.作業性

• ＫＡＴＯのクローラキャリア技術力により、エンジン出力・パワートレイン・構造物を最善化し、車体３ｔクラスで上位クラスと同等の積載量を実現しました。

3.操作性

• 走行操作をジョイスティックレバー１本にし、楽な姿勢での走行が可能になりました。長時間の作業でも疲れにくく、快適です。また、ダンプ操作もレバー上部にスイッチを設け、走行レバーから手を放すことなくスムーズに荷台の上げ下げが出来ます。

• オペレーターの使いやすい位置へスイッチを集中的に配置しました。前進後進どちらでも快適なスイッチ操作を実現しました。

4.安全性

• ＲＯＰＳ（転倒時保護構造）キャノピを標準搭載し、強度を向上。オペレーターの安全性を向上しました。

• 荷台緊急降下バルブを採用し、エンジントラブル時でも工具を使わずに安全に荷台を降下できます。

• 電子制御によりエンジン回転数とポンプ流量を積極的に制御。オーバーランを防止し下り坂でも安全な走行が可能です。

5.整備性

• 大型のフルオープンエンジンカバーを採用。メンテナンスが必要な部品を集めたことにより、点検と整備が効率的にできます。ダンパー付で開閉が容易です。

• 山型クローラフレーム、山型あおりフレームなど各所に山型フレームを採用しました。泥はけ性　に優れ、清掃作業がスムーズに行えます。

• ３分割スプロケット採用により、シューを外さずに交換ができ、メンテナンス性が向上しました。

• 電子制御化により、制御バルブ・配管類を集約しました。部品点数の削減と同時に作業スペースを確保することでリターンフィルター交換の作業性を改善しました。

• 防水性能・防塵性能を設定したことで耐久性の向上を実現しました。

• 表示パネルを新設計しました。LEDが常時点灯し視認性が向上しました。また、短時間での復旧に役立つエンジンエラーコードを表示する機能を追加しました。

6.快適な運転席空間

• 回転軸をシートポジションからずらすことにより、足元のスペースを大幅に確保。前進後進ともに楽な姿勢で操作が可能です。

• 走行時の過負荷を制御し、エンジンが停止するのを防ぎます。エンジンストールを気にすることなく操作に集中できます。

• ２速走行選択時に走行負荷が一定以上になると、自動的に１速に変速するため、走行負荷を気にすることなくスムーズで快適な操舵が可能になりました。

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