KATO NEWS 新機種情報
特定特殊自動車排出ガス2014年基準適合 全旋回式クローラキャリア積載荷重7tクラス IC70R 新発売
株式会社 加藤製作所(取締役社長 加藤公康)では、全旋回式クローラキャリアの新シリーズ第一弾として、クローラキャリア IC70Rを令和5年5月より全国一斉に販売を開始いたします。
同機は、お客様から多数ご要望があった安全性、輸送性を大幅に改善していることが、最大の特長です。また、欧州StageV、北米Tier4排出ガス規制対応及び特定特殊自動車排出ガス2014 年基準に適合したエンジンを搭載しており、環境に配慮したコンパクトで安全に使える製品に仕上げています。
目標販売台数は、年間100台です。
1.輸送性
コンパクトな車体
- 車高を2,680mmまで下げることにより、輸送時の高さ制限を受けにくくしています。
- 車幅を2,490mmまで下げることにより、輸送性を向上させています。
2.安全性
エンジンオーバーラン防止機能
- エンジンと油圧ポンプを電気制御し、エンジンオーバーラン※の発生リスクを大幅に改善することにより、安全に下り坂走行が行えます。
※エンジンオーバーランとは、下り坂走行時にエンジン回転が高回転でコントロールが出来なくなる状態のことです。これが発生すると機械修理が高額になるばかりではなく、現場作業が危険な状況に陥ります。
低重心化
- 最低地上高560mmを維持したまま機械重心を下げ、全方向での安定度を向上させたことにより、転倒事故のリスクを低減させています。
狭路での安全走行
- 安定度を確保しつつ、車幅をクラス最小の2,490mmにすることにより、他重機との接触、狭い路肩が多い現場などでの転倒・転落リスクを低減させています。
視認性の向上
- 運転席から直視できる範囲を広げ、直視できない部分はモニター画像で視認できるため、運転者の視認性を大きく向上させることにより、安全作業が行えます。
ROPSキャブ
- 運転者の安全性向上の為、ROPSキャブを採用しています。
速度制限機能
- 車体の状況に合わせて走行速度、旋回速度を制限することにより、安全に作業が行えます。
<走行速度制限50%の条件>
・機械下部に対して上部体が旋回している状態での走行操作
・荷台が上がっている状態での走行操作
<旋回速度制限70%の条件>
・走行状態での旋回操作
3.環境性
NOx・PM排出の低減
- EU stage V基準に適合するエンジンを搭載し、2014年排気ガス基準よりPM排出量を半分以下にすることで、環境に配慮した作業が行えます。
エコ運転
- ジョイスティックレバーの操作量に応じてエンジン回転数とポンプ流量を同時に制御し、最適な走行運転・荷台操作・旋回操作が可能です。レバー操作が中立の時はアイドリング状態となり燃料消費を抑え環境に配慮しています。
4.作業効率・快適性
ジョイスティックレバー
- 走行操作・荷台操作・旋回操作が左右の電子制御方式ジョイスティックレバーで操作でき、前傾姿勢にならずシートにゆったりと座った状態で操作が行えるため、長時間作業でも疲れにくく快適に作業が行えます。
・左ジョイスティックレバー:走行操作・荷台操作
・右ジョイスティックレバー:旋回操作
操作スイッチの集中配置
- 使用頻度の高い操作スイッチをモニター付近に集中配置することにより、運転者が操作しやすくしています。
快適な運転席
- リクライニング・サスペンション付シートを採用しています。運転者の体格に合わせてシートが調整でき快適性を向上させています。また、キャブの高さを下げたことでキャブ乗降性を大きく改善し、運転者のストレス軽減を図っています。
遠隔稼働管理
- K-cast(テレマティクス)が標準装備されていることにより、事務所パソコンなど遠隔で稼働場所、日々の稼働管理など作業の管理、監視ができます。万が一に故障が発生した場合でも機械の場所、エラー発生状況を遠隔認識することにより、修理時間の短縮に繋がります。
360°全旋回式
- 車体上部のみ90°旋回して排土が出来るなど、方向転換のためのスペースが不要なので狭所がある現場でもスムーズな旋回操作が行えます。
5.整備性
カバー開口部の大型化
- カバー類の開口部を広くすることにより、日常点検・ラジエータ清掃などのメンテナンスが
容易に行えます。
IC70R 価格…¥25,800,000-(税別価格)
※価格は標準仕様、工場裸渡し価格です。
発売開始…令和5年5月